札幌の隣町当別町より少しに南へ進んだ方に中小屋がある。
道中は米農家が多いせいかいたるところに田んぼがあり、のどかな町の風景を映し出している。
意外と知られていない中小屋温泉は秘湯として有名で、長い歴史を刻む温泉の老舗でもある。
秘湯と聞いて行かぬわけに行かないと向かいました。
中小屋温泉に行ってきた!
札幌から1時間近く車を走らせて行き着いたのが、こちらの薄暗い先に少しの明かりがある中小屋温泉。
国道沿いから少し中の方に進むと見えてくるのだが…
その看板もあまり目立たないのでうっかりすると見逃してしまいます。
薄暗い中館内の光を見てほっとしました。
こちらが中小屋温泉の入り口です。
お客さんはこの時間帯は居なかったので、受付の奥さん一人だけでした。
中に入ると、鹿とヒグマのはく製がお出迎えしてくれました。
この靴のロッカーに靴を入れます。
今どき50円の靴ロッカーは珍しいです。
今はもう見られなくなったものばかりがこの中小屋温泉には置いてありました。
このたぬきの置物なんて私はどこいっても見たことないくらい珍しいものです。
受付カウンターの隣には休憩室みたいなスペースがありました。
今時珍しい灰皿もおいてありますが、それよりも奥の大きい馬の絵がすごいインパクトっ!!
タバコの銘柄は比較的新し目ですが、このタバコの自販機は見たことがありません。
レトロ好きにはたまらないヴェンディングマシーンですね。
温泉と合わせてお食事できるようです。こちらはそのメニュー表となっていますが、ラーメン500円とか安!!
味はともかく、今どきのラーメンは700円でも食べられないっていうのにそれよりも200円安いとかどんなラーメンか食べてみたかったです。
受付カウンターの前には、山菜シーズンだったので、わらびなどが置いてました。
日帰り温泉でもちょっとしたお土産が置いていたら嬉しいですね。
中小屋温泉の秘湯に入る
長ーい通路を渡ってついにお待ちかねの温泉に…
こちらが大浴場のメインのお風呂です。
熱めのお風呂が苦手な方は好きな温泉かもしれません。
長時間入っていられました。
歴史のある岩ですね。
この上から温泉が湧き出てきます!
大きいお風呂の隣には扇形のジェットバスになっております。
せいぜい入っても二人ぐらいの大きさです。
露天風呂もあると聞いていたので、入ろうとしたが、ブルーシートが敷かれていました。
虫が多いため、ガラス張りの露天風呂にしているのは、こちらの中小屋温泉のみでしか見たことありません。
ちなみにサウナもありました。
サウナも結構好きなので、入ろうとしましたが、温度を見てびっくり…
なんと50度のサウナ?でした。
サウナよりは暖かい部屋という感じです。
さっぱりしたし、髪でも乾かすか…
と思ったらドライヤーが脱衣所にないと思ったらこんなところにあった。
女性の脱衣所もドライヤーがありませんでした。
ネットにも掲載されていた不気味な像がスマートボールのガチャガチャのとなりにぽつんと置いてありました。
スマートボールのガチャガチャ自体もう殆ど見ないけど、こちらのは現行のようです。
ちょっとしたお菓子やジュースが置いてありました。
冷蔵庫も味があるものばかりで、若い人たちには馴染みがないものばかりですね。
シーレモンってどこにあるんだろう?
いやほんとうに今では全く見なくなったやたらスリムな自販機も置いてますね。
しかも緑の公衆電話も懐かしい…
日帰り温泉だけだと思ったら、宿泊もできる温泉旅館らしいです。
お店の内装は古い感じがしましたが、宿泊する場所は比較的リフォームが入ってか、きれいな造りになっています。
「当別まで行って宿泊する場所を探したくないんだけど…」
という人には中小屋温泉はおすすめですね。
昔と今の中小屋温泉
中小屋温泉は近くに中小屋スキー場という場所がありましたが、ここ数年前にスキー人口の減少あってか、閉鎖されてしまいました。
スキーで汗をかいたり疲れたときにこちらの中小屋温泉を利用する方が多かったとか。
現在では札幌近郊に温泉施設がかなり立ち始めてきたので、なかなか中小屋まで足を伸ばして温泉に入ろうという人がすくなくなっていると思います。
おもしろいもの見たさで一度行ってみてはいかがでしょうか?
中小屋温泉の詳細情報
日帰り温泉営業時間:午前10:00~午後9:00
入浴料:大人\540、小人\210
宿泊料:7280円~
電話:(0133)27-2011